#5 Fumiko adapts to life in Canada
S : こんにちは 、 ふみこ さん 。
ふみこ : こんにちは 。
S : あの 、 ふみこ は もう カナダ に 何 年 前 から います か ? ふみこ :1988 年 三 月 に こちら に 来 ました 。
S : そう です か 。 その とき は 何 が 目的 でした か 。
ふみこ : その とき は まだ 、 英語 を 学習 する 事 が 目的 でした 。
S : そう です か 。
ふみこ : はい 。
S : その 当時 は もう 、 日本 で 一応 すでに 働 い て ました か 、 それとも 学生 さん でした か 。
ふみこ : いえ 働 い て ました 。
S : そう です か 。
ふみこ : そして 仕事 辞め て こちら に 、 はい 、 もう 少し 何 か 変わった こと が し たく て 、 はい 、、、 S : そう です か 。 すごい です ね 。 勇気 が いり ました ね 。
ふみこ : でも 、 そう でもない です よ 。 S : そう です か 。
ふみこ : ええ 、 カナダ は 、、、 S : それ で こちら 、 バンクーバー でしょ ? ふみこ : ええ 、 ずっと バンクーバー です 。
S : ずっと バンクーバー 、88 年 、 ふみこ : はい S : じゃあ 、 バンクーバー に いら し た 時 に すぐ 、 どっか 英語 学校 に 入り ました か ふみこ : 私 の 日本 の とき の 英語 の 先生 が その とき バーナビー の ほう な ん です けど お家 を 持って らっしゃって そこ に 一応 、 まず お 世話 に なって それ から 、 一応 UBC の Language Institute です か 、 そちら の 方 に 申し込 ん で あり ました ので そこ で お 願い し ました 、 そこ から 始め ました 。 ちょっと バーナビー は 遠 かった ので 、 それ から すぐ ホームステイ に し て 、 ホームステイ で もっと 近く の ほう に 移り ました けれども S : バーナビー は いえ ば 、 バンクーバー の 市 で は ない ん です けど バンクーバー の 隣 の ほぼ 区 です よ ね 、 日本 で 言え ば 。 ふみこ : ええ 。
S : で この バーナビー は ちょっと UBC から 離れ て 、 ふみこ : はい S : そして UBC と は U B 、、 いわゆる B C ブリティッシュコルンビア 大学 。 それ に もっと 近い ところ に 移り ました でしょ 。
ふみこ : はい 、 そう です 。
S : です か 。 で その 英語 の 勉強 は だいたい 何 年 続き ました か 。
ふみこ : 私 の 場合 は ただ 単に 英語 を 勉強 する だけ で は なく 、 UBC の 本 科 の 方 に に 入り たかった ん です ね 。 それ で 、 TOEFL を 当時 、 やら なけ れ ば なら なくって 、 これ が なかなか 、 ある 程度 まで は 上 がった の です けど 、 そっから 先 が なかなか 上がら なく て 一 年 ほど がんばり ました 。 S : そう です か 。
ふみこ : はい 。
S : しかし 最終 的 に は UBC の 本 科 に は 入り ました でしょ う 。
ふみこ : そう です ね 、 入り ました 。 S : 何 を 専攻 し ました か 。
ふみこ : 専攻 は 農業 経済 ・ Agricultural Economics です 。 S : そう です か 。
ふみこ : はい S : すごい です ね , まじめ に 。 ふみこ : やっぱり ただ 英語 を 習う だけ で は なく 英語 で 何 か を できる よう に なりたい と 思って ました ので 、「 それ 」 プラス 「 英語 」 プラスって 言う の を 探し て ました 。 はい 。
S : あの 、 そう 言う 風 に です ね 、 英語 を 習う ん じゃ なく て 英語 を 通じてって 言う か 、 英語 を 使って です ね 、 ほか の 、 その 、 テーマ を です ね 、 勉強 する と 、 します と です ね 、 その 英語 の 実力 は それ で 上がれ ました か 。 ふみこ : どう でしょ う ね 。 でも あの 、 英語 学科 の " Language Institute " の 時 は 、 もう 日本人 の 学生 いっぱい でした から 、 そんなに 大した こと は 無 かった と 思う ん です けども さすが に 本 科 行く と 日本人 なくなり まし て 、 それ に 、 もう 教科 書 から 全て 何 から 何 まで 英語 です ので 、 もう やら ざる を 得ない と 言う か 、、 S : そう です ね 。 ふみこ : 環境 で 、 はい S : 私 は 、 そう 思います よ ね 。 ふみこ : ええ S : その 、 言葉 を 、 目標 と して ね 、 その 言葉 を 勉強 する より も 、 その 、 言葉 が 一 つ の 手段 で あって です ね 、 何 が 手段 か 分かりません よ ね 、 ふみこ : そう です ね 。 S : この 勉強 し てる 内容 か 、 だが いずれ それ の 方 が ね 、 僕 は 効果 的 だ と 思います ね 。 そう します と 卒業 し て そして その まま 日本 に 帰りません でし た ね 。 ふみこ : 帰りません でし た ね 。 S : そう です か 。
ふみこ : はい 。
ちょっと 予定 外 の こと が 起こり まし て 、、 S : そう です か 。 ふみこ : はい S : そう です か 、 どういう 予定 外 の 事 が 起こり ました でしょ う か 。 ふみこ : 予定 外 は 、 やはり あの 、 結婚 し ちゃ い まし て ね 。
S : そう です か 。
ふみこ : はい 、 こちら の人 と S : そう です か 。 ふみこ : はい S : ま 、 そう 言う こと も あります ね 。 ふみこ : そう です ね 。
S : そう です ね 、 あの 、 やはり 私 も ね 、 あの 、 香港 行って です ね 、 地元 の人 と 結婚 し ました よ ね 。 ふみこ : そう です か 。
S : そう 言う 事 も 起こります よ ね 、 ふみこ : 起こります ね 。 S : しょう が ない ん です よ 。
ふみこ : はい 。
S : そう します と こちら に もう 残り まし て 、 そして 、 こちら で 仕事 を 探し 始め ました か 。 ふみこ : そう です 。
S : はい ふみこ : で 始め は S : 農業 関係 の 仕事 を 探し て ました か 。 ふみこ : そう です 。
農業 、、 私 の 場合 農業 経済 でした けれども 、 三 分 の 一 大学 の 方 が ちょっと ファンディング あり まし て 、 三 分 の 一 は forestry だの 林業 から き て た ん です ね 。
S : はい 。
ふみこ : それ で 私 も 卒論 と か は 林業 の 方 を やって ました ので 両方 探し て た ん です けども 、 見付かった ところ は とりあえず 日本 の 、 日 系 の アグリ カルチャー 、 農業 の 方 の 、 農業 関係 の 商社 でした 。 牛 と か 豚 と か の 飼料 を です ね 、 それ を カナダ 、 アメリカ から 、 日本 に 輸出 する と いう 仕事 を し て ました 。
S : なる ほど ね 。
ふみこ : はい 。
S : カナダ 、1988 年 、 ほぼ 、 二 十 年 です よ ね 。
ふみこ : そう です ね 、 二 十 年 近い です ね 。 S : そして やはり 、 最初 に 来 た 時 の 印象 と 、 住 ん で 二 三 四 年 五 年 の 印象 と 、 今 も 、 だいぶ これ が 普通って 言う か 、 これ が 、 だいぶ 本場って 言う か 、 その 印象って 言う の は それぞれ 違う でしょ ふみこ : 変わり ました 。 いろいろ と 、 はい 。
S : はい 。
ふみこ : 人間 関係 で 言う なら 、 たとえば 皆さん よく カルチャー ショックって 言います よ ね 。 学生 の 時 は 、 カナダ は あまり 来 た とき は 、 学生 で い た とき は あまり カルチャー ショック て の は あまり 感じ なかった ん です 。 似 た よう な 雰囲気 で 、 似 た よう な 食べ物 で 、 似 た よう な 流行 が あって 、 だから さ ほど は 感じ なかった ん です けども やはり 結婚 し て 、 家庭 と 家庭 の つきあい が 始まる と 、 やはり ここ で すごく カルチャー ショック は 感じ ました ね 。 S : なる ほど ね 。
そう す か 。
ふみこ : はい 。
S : じゃあ 学生 の 時 に 別に カルチャー ショック は なく て 、 ふみこ : なかった です 。 S : ただ 結婚 し て から です ね そして 家族 、 隣 の人 と か 子供 の 用心 と か 教育 と か 、 いろんな 事 で 「 かなり 違います ね 」 と いう 風 に 感じ た わけ です か 。 ふみこ : そう です ね 。
S : どういう ところ が 違います か 。 ふみこ : どういう ところ 、 具体 的 に 、 ゆえ ば 子供 、 始め は 赤ちゃん の 育て 方 と か ね 、 たとえば 、 日本 だったら お 母さん と 赤ちゃんって よく 一緒 に 寝 た り します よ ね 、 一緒 に クロース な 関係 、 こちら は 、 小さい 内 から 別々 に 寝るって 言う 感じ でしょ 、 S : なる ほど ね 。 ふみこ : それ が 、 だいぶ 違う なって 、 そこら へん 、、、 S : それ は ふみこ さ ん 、 好き な よう に できます よ ね 。 ふみこ : そう な ん です けども 、 やはり 、 こちら の 家族 に なれよ うって 言う の か な 、 そう 言う 感じ で 、 反対 に 、 こちら の 、 こちら の 、 家族 ・ カルチャー に 慣れよ う 、 変えよ う と 言う 感じ で 一生懸命 こちら 風 の やり 方 を し てった ん です よ 。 S : なるほど 。
ふみこ : でも 却って これ が ね 、 後 で カルチャー ショック に 来 て しまい ました ね 。 もう 少し 自分 の こと を 主張 し て も 良 かった か な 、 無理 に こちら 風 に あわせ なく て も 良 かった か な と は 思い ました けれども 、 S : なるほど 。 後 、 どう 言う ところ に 、 ふみこ : そう です ね 、 後 は もう 、 付き合い 方 と か ね 、 日本 、 私 、 日本 の 、 日本 に も 親戚 付き合いって あった ん です けども 、 こちら 、 私 、 こちら は も しろ 、 むしろ 個人 主義 で 、って 言う 感じ を 受け て い た ん です けども 、 実際 に 結婚 し て みる と けっこう 親戚 付き合いって すごく 多い ん です よ ね 。 びっくり し まし て 。 なかなか もう 、 何 の 休暇 の たんび に こう 、 何 か 休日 の たんび に こう 、 親戚 集 まってって 感じ で 、 かえって こちら の 方 が 、 個人 主義 で は なく て 反対 で は ない か と 言う 気 が し ました 、 はい 。 S : たしか に そう 言う こと も あります よ ね 。 ふみこ : はい 。
S : 親戚 集 まって 何 か やろ う と 言う の は わり と 、 こちら で は です ね かなり 習慣 が 強い です よ ね 。 ふみこ : そう です 。
S : 趣味 です よ ね 。
ふみこ : はい 。
S : 食品 、 いわゆる 食べ 方 と 食 生活 に おいて は どう な ん です か 。 問題 あり ました か 。
ふみこ : 主人 も 始め は 日本 食 あんまり 、 蒟蒻 と か 色々 、 食べ れ なかった ん です けども 、 今 私 が どんどん 作っちゃ います から 、 やっぱり 食事 作る の 私 です から 、 もう 殆ど なん でも 食べられる お 餅 でも 何 でも 食べられ 、 なれ ました ね 。 もう 慣れ ました 。
S : で 、 子供 は もちろん 、 ごはん を 食べ なきゃ いけない でしょ 、 ふみこ : 子供 も 、 ごはん 食べます し S : そう です ね 。 ふみこ : 何 でも 、 S : そう です ね 。 あの 、 うち の 子供 も です ね 、 お 母さん が 元々 、 香港 から でしょ 、 マカオ 香港 。
ふみこ : はい 、 そう です ね 。
S : だ から 、 ごはん です よ ね 、 主食 が 。
ふみこ : はい 。
S : そう します と やはり 子供 は 今 でも やはり ごはん は 一 番 好き な ん です よ ね 。 ふみこ : そう です か 。
S : 私 は 別に ごはん 無く て も 良い ん です よ 。 もう ポテト でも 良い し パン でも 良い し 、 何 も なく て も 良い ん です けども 、 やはり 子供 が ね 、 お 母さん から そう 言う 風 に なれ まし て ね 、 ふみこ : はい 。 S : とにかく ごはん は 、 好き だ と ふみこ : ねぇ 、 ごはん は 好き です ね 。 S : そう 言う 習慣 つきます と なかなか 、 止めない ん です 、 止められない ん です よ ね 。 ふみこ : そう です ね 。
S : そう です ね 。 分かり ました 。 他 に 何 か 、 特に 、 その 、 慣れる に は 、 難し かった と か 、 あるいは 慣れる に は 非常 に 簡単 で あった と 。 ふみこ : 簡単 で あった 。 人間 関係 以外 で 言います と 、 初め 来 た とき 町 の 広 さ に びっくり し ました よ ね 。 道路 も 広い し人 が 、 町 の 中 で人 を あんまり 見掛けない と 言う の が すごく びっくり し ました 。 とにかく あの 、 繁 華 街 の 方 に 行って も 、 たとえば 、 ブロードウェーって 日本 で は 言う と すごく 商店 街 が いっぱい あってって 言う イメージ が あった ん です けども 、 商店 街 も なんか 、 一 階 建て の 二 階 建て せいぜい くらい ついてる 店 で 「 フーン 」 と いう S : で人 も いません し ふみこ : 人 も 余り いない し 、 どこ に人 が いる の かしら 、って いう 感じ で 、 S : そう です ね 。 ふみこ : 始め は なんか さびしい 感じ が し た ん です けども 、 これ が 反対 なれ て しまいます と こう 、 日本 に 帰って 外 行く と 「 わ あ ! すごい人 が いっぱい いる ! 」、 反対 に 「 疲れ ちゃった ! 」 と 言う 感じ に なり まし て S : そう です ね 。 人間 は 、 どんな 環境 に でも 慣れます よ ね 。 ふみこ : そう です ね 。
S : 慣れます から ね 。 分かり ました 。 色々 、 今日 尋ね て 、 色々 教え て いた だい て 、 ほんとに 面白 かった です 。 ふみこ : おもしろ かった です か S : はい 。 どうも ありがとう 、 また 、 場合 に よって また 、 もう 一 度 、 窺 います よ 。 ふみこ : はい 。
あり が 、 お 待ち し て おります 。 有難う ござい ました 。